advertisement

【京都のイベント】令和の百鬼夜行、大将軍商店街の「妖怪仮装行列 一条百鬼夜行」【一条妖怪ストリート】

advertisement
フォトスポット
advertisement
2022年10月15日、京都の大将軍商店街にある妖怪ストリートで開催された、「妖怪仮装行列」に行ってきました。
新型コロナウイルスの影響による延期・中止が重なり、開催されるのは実に三年ぶり。
 
京都版ハロウィンとも言える、京の町を妖怪たちが練り歩くパレード。
妖怪たちの仮装の怖さ・リアルさも話題になっています。
 
※2023年のイベント開催日は、「2023年10月15日」です。

 

advertisement

「妖怪仮装行列」が開催される場所

「妖怪仮装行列」は、京都市上京区一条通にある大将軍商店街の「一条妖怪ストリート」で開催されました。
この一条妖怪ストリートというのが、百鬼夜行の伝説が残る場所なんです。
通りを歩いていると、至るところに妖怪のモチーフを発見できますよ。
 
その伝説も、諸説あります。
「真夜中になると一条通を妖怪たちが練り歩き、その姿を目撃してしまった人は命を落とす・・・」というものや、「平安時代、人々に捨てられてしまった古い道具が妖怪に姿を変え、一条通に行列をなす・・・」というものなど。
未知の存在に対する、人々の畏怖の気持ちが感じられる伝説ですね。
 

大将軍商店街にある店舗の一角からは、着物姿の狐の妖怪や、異形頭の物の怪たちがこちらを見下ろしていました。

大将軍商店街は、学業成就のご利益で知られる「北野天満宮」から徒歩5分ほどの場所にある、昔ながらの商店街。
滅多に買うことのできない"レアなパン屋さん"として知られる、催事専門のパン屋さん「Boulangerie OPERA(オペラ)京都北野」や、明治三十年から愛され続ける、京豆腐の老舗「とようけ屋山本」など。地元民に愛されるお店が連なっています。
百鬼夜行は夕方から開催されるので、それまでの時間に、商店街を歩いてみるのも楽しいですよ。
 
一条通は小さな通りで、イベント開催当日は非常に混雑しています。そのため、公共交通機関を利用して行くことをおすすめします。車利用の方は、近隣のパーキングをご利用ください。
 
ちなみに、妖怪仮装行列の開始地点である「大将軍八神社」のすぐ近くには駐輪場がありました。(人混みのため駐輪場の入り口が塞がってしまっていたので、自転車利用の方は早めに停めておいた方が良さそうです。)

「妖怪仮装行列」が開催される日時・時間

「妖怪仮装行列」は、毎年10月第3土曜日に開催されます。
今年は「2022年10月15日」の開催でした。
 
コロナ禍の影響による中止が続きましたが、2022年にようやく、三年ぶりの再開催が決定しました。日本らしい妖怪の仮装イベントで、10月31日に近いことからも「京都のハロウィン」とも言えますね。
 
開催時刻は「18:00~19:00」です。
秋が深まり、日が短くなる10月半ば。「黄昏時」や「逢魔が時」と言われる、すれ違う人々の顔立ちが分からなくなる薄暗闇の中で行われます。
夕焼け色に染まった空が、徐々に夜空へと移り変わる時刻。
本物の妖怪に出会ってしまいそうな雰囲気です。

「妖怪仮装行列」百鬼夜行に参列する妖怪たち

「妖怪仮装行列」のスタート地点は、大将軍八神社。
大将軍八神社の境内から妖怪たちが顔を出し、東を目指してゆっくりと歩み始めます。
遠くの方から独特な鐘の音が聞こえ始め、段々とこちらへ近付いてくる怖さ。周りの人たちの興奮が伝わってきます。
ひとり、ふたり、と妖怪が顔をのぞかせます。
おどろおどろしい異形のものから、かわいらしい姿の妖怪まで。
十人十色な妖怪たちが楽しませてくれました。
 
角の生えた、一つ目の妖怪。髭をつまんでいて可愛いです。
静かに微笑む、巨頭の妖怪。優しい表情をしていますが、迫力があります。
 
赤い肌に、額に一つ目のある妖怪。天狗でしょうか?
 
小柄な髑髏の妖怪。後頭部に髪の毛の生えているので、落ち武者でしょうか?
 
一本の角が生えた、巨頭の妖怪。こちらを見ています。
 
悲しい顔をした二角の鬼。「泣いた赤鬼」の青鬼(の怖い版)みたいです。
 
首の長い男の妖怪。今回出会った妖怪の中で最も存在感があり、リアルな形相に圧倒されました。
百鬼夜行に参列している妖怪たちだけでなく、本格的な妖怪モチーフの仮装をしている人や、狐のお面を付けて歩く人々の姿が多いことも印象的でした。
 
イベント当日は妖怪仮装行列のほかにも、妖怪にまつわる雑貨を販売する"妖怪専門"のアートフリーマーケット「モノノケ市」も開催されます。全国から妖怪好きが集まる一大イベントなので、各ブースに大勢の人が集まっていました。
 
妖怪仮装行列の開催日には、妖怪モチーフのフード類も楽しめます。
揚げ物のお店「山田フライ専門店」では、竹墨を使用した、真っ黒でインパクト大の「妖怪バーガー」や「妖怪コロッケ」が販売されています。
 
一条通は広い道ではないので、「行進する妖怪たちと観客との距離が取りづらい」というのが難しいポイントです。
個人的には、仕切りのロープを設置したり、小さいお子さんに前列を譲ってあげるなどの配慮があった方が良いな、と感じました。
元々は、地元民や妖怪好きなど"知る人ぞ知る"ローカルイベントだったこと、そしてSNSなどの影響によって急激に人気を集めていることからも、毎年改善・改良を重ねているようです。

おわりに

現代版の百鬼夜行、京都の「妖怪仮装行列」。
海外でも人気のあるイベントなのか、外国人観光客らしい人々の姿も多く、国際的な雰囲気でした。
 
妖怪たちが京都の町を徘徊する様子は、別世界の京都を覗いてしまったようで、怖さと楽しさの入り混じった高揚感を味わえます。
もしかすると、本物の妖怪がこっそり紛れ込んでいるかもしれませんね。
 
三年ぶりの開催ということもあり、大盛況のなかで幕を閉じました。
2023年のイベント開催日は、「2023年10月15日」です。再び、大将軍商店街にひそむ妖怪たちに会えることを願っています。
 
 
イベント名称  妖怪仮装行列 一条百鬼夜行
       (ようかいかそうぎょうれつ いちじょうひゃっきやこう)
開催場所    大将軍商店街 一条妖怪ストリート
       (たいしょうぐんしょうてんがい いちじょうようかいストリート)
開催時期     毎年10月 第3土曜日 ※変更の可能性があります
開催時刻    18時00分~19時00分
住所          〒602-8346 京都府京都市上京区一条通
公式サイト    http://kyoto-taisyogun.com/

コメント

タイトルとURLをコピーしました