京都府南部にある「和束(わづか)」は、お茶の名産地。
見渡すかぎりの茶畑が広がる、自然豊かな名所です。
そんな和束町の山頂にある「天空カフェ」は、
京都の絶景を堪能できる展望台を兼ねた、完全貸し切り制の個室カフェ。
今回は、茶室をモチーフにした和の雰囲気と絶景を楽しめる、
天空カフェのおすすめポイントをご紹介します。
和束町「天空カフェ/和束茶カフェ」の場所・注意点
京都府相楽郡の和束町にある「天空カフェ」は、
「和束茶カフェ」が経営するカフェスペースです。
最寄りは「JR加茂駅」で、京都市よりも奈良に近い場所にあります。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_cafe045-1024x768.jpg)
とても大事な注意点として、天空カフェは直接行って利用することができません。
予約者がいない時間帯は、常時施錠されています。
1時間ごとの予約制となっていますので、事前に電話予約をするか、
あるいは当日に、和束茶カフェのカウンターにて利用申込が必要です。
※申込用紙の記入やカフェへの徒歩移動がありますので、
予約時間の15分前には、和束茶カフェに到着するようにしてください☺
「天空カフェ」の申込と利用方法
今回はゴールデンウィークの混みやすい時期に行きましたが、
当日の朝に電話予約をしたので、スムーズに利用することができました。
こちらが天空カフェの受付場所である「和束茶カフェ」です。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_cafe052-1024x768.jpg)
まずは和束茶カフェのカウンターで、「天空カフェを利用したい」旨を伝えます。
受付と利用料金の支払い後に、天空カフェの鍵と、天空カフェへのマップ、
利用時の注意点の書かれた紙を貰いました。
こちらが案内マップ。温かい手描きのイラストが可愛いです。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_tenkuucafe068-1024x683.jpg)
ちなみに、天空カフェの鍵には握りこぶしサイズの大きな鈴が付いていて、
歩くたびにガランガランと鳴るのでおめでたい感じです。
天空カフェは、一人当たり1時間500円で利用可能。
また、飲食物の持ち込みもOKなので、和束茶カフェでの受付時に購入するか、
前もってお菓子やお弁当などを準備して行くことをおすすめします。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_cafe027-e1652369523949-1024x768.jpg)
ドリンク類をカップホルダーと紙袋に入れてもらえたので、
天空カフェまでの持ち運びがしやすかったです。
どの店員さんも朗らかで、とても親切でした。
「和束茶カフェ」から「天空カフェ」への行き方
和束茶カフェで鍵などを受け取ったら、天空カフェへ向かいます。
和束茶カフェの前の坂道をのぼり、公園の中を通って、
山頂に続く階段を上がった先に、天空カフェがあります。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_cafe036-1024x768.jpg)
和束町運動公園内には坂道や階段が多いのですが、その理由は、
なんと公園の上部にも茶畑が広がっているからなんです。
公園の茶畑では、茶摘み体験も行われていました。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_tenkuucafe022-1024x681.jpg)
山登りというほどではありませんが、天空カフェに至るまでの
10分の道のりは、なかなか良い運動になりますよ。
「天空カフェ」の外観
こちらが天空カフェの外観。
まるで秘密基地や隠れ家のような、わくわくする木造建築です。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_tenkuucafe061-1024x683.jpg)
入口のガラス戸は常時施錠されているので、
ここまで直接来ても、中に入ることはできません。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_tenkuucafe020-1024x681.jpg)
今回、滞在した60分の間にも、4組ほどの方々が直接来られましたが、
中に入れずに残念な思いをしていました…。
(皆さん、息切れしながら「ここまで来たのに…」と仰っていました)
おそらく、地図や案内板を見て、「上にカフェがあるんだ!」と
ここを目指して来られたのかな、と思います。
「天空カフェ」の室内の様子とおすすめポイント
こちらが、天空カフェの個室内の様子です。
部屋の四方にある窓からは、和束町の山々や茶畑など、
豊かな自然が一望できます。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_tenkuucafe031-1024x683.jpg)
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_tenkuucafe036-1024x678.jpg)
おすすめポイント①茶室をモチーフにした和の空間
京都府産のヒノキや杉の木が建築材料に使用されていて、
和を感じるナチュラルな空間です。
天空カフェは、京都の東山にある高台寺の「傘亭」という
茶室をモチーフとして作られたそうです。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_cafe044-768x1024.jpg)
部屋の真ん中にある円形の畳の上には、自在鉤(かぎ)という
一本の竹が掛かった囲炉裏があります。
室内は土足厳禁のため、スリッパに履き替えます。
エアコンが設置されているので、夏冬も快適に過ごすことができますよ。
ちなみに、入口付近には二口のコンセントもありました。
天空カフェの建物の外側には、イルミネーションのようなものが
掛けられていたので、夜になると幻想的な空間で夜景を楽しめそうです。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_tenkuucafe037-1024x679.jpg)
囲炉裏の畳で、和束茶カフェのお菓子・ドリンクを頂きました。
和束茶カフェのメニュー等の詳細は、次の記事でご紹介します。
おすすめポイント②個室型の展望台。京都の田園風景をひとり占め
天空カフェから見える景色は、見渡す限りの茶畑です。
そして、天空カフェに至るまでに通った道や、ツーリングの人々、
和束町のランドスケープもよく見えるのでとても楽しいですよ。
茶畑には、黒いカバーで覆われているところもあります。
これは「バロン」または「寒冷紗(かんれいしゃ)」と言って、
黒い布で覆うことで茶葉の緑色が濃くなり、美味しいお茶になるのだそうです。
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_tenkuucafe049-1024x683.jpg)
![](https://kyo-watari.com/wp-content/uploads/2022/05/wazuka_tenkuucafe015-1024x681.jpg)
「安積親王陵墓(あさかしんのうりょうぼ)」という、
聖武天皇の第五皇子である安積親王のお墓が見えます。
こちらは和束町内で「たいこ山」や「たいこ山古墳」と呼ばれており、
陵墓の周辺も、茶畑で囲まれています。
町内唯一のコンビニであるローソンも見えました。
このローソンはツーリングの方々の憩いの場になっています。
ちなみに、ローソン店内でも、和束茶やお土産が販売されていますよ。
おわりに
今回は、和束町にある「天空カフェ」をご紹介しました。
茶室風の展望台を貸切できる、唯一無二の魅力がある穴場カフェです。
次回の記事では、「和束茶カフェ」のお店の雰囲気や、
お茶を使用した魅力的なドリンク・フードメニューをご紹介します。
皆さんもぜひ、和束茶カフェと天空カフェに行ってみてくださいね。
「天空カフェ/和束茶カフェ」へのアクセス情報・地図
アクセスマップ
名称 天空カフェ/和束茶カフェ(てんくうカフェ/わづかちゃカフェ)
住所 〒619-1222 京都府相楽郡和束町白栖大狭間 35
電話番号 0774-78-4180
営業時間 10時00分~17時00分(L.O. 16時30分)
定休日 年末年始以外無休
駐車場 パーキング40台あり
公式サイト https://www.facebook.com/wazukacha.cafe/
最寄り駅 バス停「和束山の家」前から和束茶カフェまで徒歩5分
(和束茶カフェから天空カフェまで徒歩10分)
コメント