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【京都の食】千年の歴史を味わう。今宮神社の「あぶり餅」【一和(一文字屋和輔)】

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カフェ・喫茶
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京都には、美味しくて有名な「お餅」がたくさんあります。

「阿闍梨餅」、「粟餅」、出町ふたばの「豆餅」など・・・

中でも人気の高い、小さなお餅が束になった「あぶり餅」。

今回は、「今宮神社」の境内で食べられる、あぶり餅をご紹介します。

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「あぶり餅」のおすすめポイント

①「日本最古の和菓子屋」のあぶり餅

あぶり餅は、ひと口サイズのお餅が10数本の束になっている、ユニークな和菓子です。

きな粉をまぶしたお餅を炭火で炙って、白みそのタレがたっぷりとかけられたもの。

今宮神社の周りには、炭火と白みその香ばしい匂いが漂っています。

今宮神社のあぶり餅のお店は、なんと「日本最古の和菓子屋」。

「応仁の乱」や飢饉の際、庶民のために振舞われたという、あぶり餅。

時代を越えて、500年以上も食べ続けられているのだと思うと、とても感慨深いですね。

さらに、あぶり餅の串は、今宮神社に奉納された竹の「斎串(いぐし)」が使われていて、厄除けのご利益があるのだそう。

パワースポットとして知られる今宮神社に参拝したあと、厄除けのご利益があるあぶり餅を食べることで、運気が身に付きそうですね。

京都異界に秘められた古社寺の謎――歴史を動かした京千二百年の舞台裏

②参道を挟んだ競合店?「一和(一文字屋和輔)」と「かざりや」

今宮神社の東門側の参道には、あぶり餅の店舗が二つ、向かい合っています。

東門から見て右側が「一和」、左側が「かざりや」。

両店とも同じように賑わっていて、どちらのお店を選ぼうか迷ってしまいます。

どちらのお店でも、女性の店員さんが元気よく呼び込みをしていました。

ちなみに、「一和」と「かざりや」のあぶり餅のお値段は、どちらも同じく「1人前:500円」、お土産(持ち帰り)は「3人前:1500円から」。

営業時間や休業日もまったく同じなので、競合というよりも、お互いに協力して盛り上げているのかもしれませんね。

③「一和(一文字屋和輔)」のあぶり餅を実食

どちらのお店にしようか迷った挙句、今回は「一和」のあぶり餅を頂きました。

お店の軒先で注文すると、その場でお餅を炙ってくれるので、炭火の香ばしさを堪能できます。

温かくて柔らかいお餅によく合う、温かいお茶も一緒です。

湯呑み一杯だけではなく、急須で出していただけるのも嬉しいポイントでした。

一個は2-3cmくらいの、ひと口サイズの小ぶりなお餅。

タレの甘じょっぱい味や、鼻に抜ける炭火の香りが、とても味わい深いです。

甘いものがそこまで得意ではない方でも、食べやすい味ではないでしょうか。

一人前は10数個のお餅の束で、程よく、満足できる量でした。

Kyoto city of zen-The World Heritage Site of Japan's Ancient Capital

④「一和(一文字屋和輔)」の店内の様子

一和の店舗は、京都市の「景観重要建造物」に指定されている、価値のある建物。 

歴史を感じる店内の、好きな座席で、あぶり餅を食べられます。

軒先の長椅子、中のお座敷、中庭に面した縁側。

靴を脱いでゆっくり過ごしたい方は、お座敷がおすすめです。

軒先から参道の様子を眺めるもよし、縁側からお庭を眺めるもよし。

気に入った座席を選べるのも、魅力的でした。

おわりに

今宮神社の長い歴史とともに、食べ継がれてきた「あぶり餅」。

今回は「一和」のあぶり餅をご紹介しましたが、「かざりや」のあぶり餅も、とても美味しいと評判ですよ。

何百年も愛され続ける味を、ぜひご賞味ください。

「そうだ京都、行こう。」の20年

名称    あぶり餅 一和(あぶりもち いちわ/一文字屋和輔)
住所    〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町69
電話番号  075-492-6852
営業時間  10時00分~17時00分
定休日   水曜日
公式サイト https://www.facebook.com/%E3%81%82%E3%81%B6%E3%82%8A%E9%A4%85-%E4%B8%80%E5%92%8C%E4%B8%80%E6%96%87%E5%AD%97%E5%B1%8B%E5%92%8C%E8%BC%94-128558460613033/
最寄り駅  市バス「今宮神社前」下車すぐ「船岡山」下車 徒歩7分

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