意外と穴場、「京都タワー」の展望台
京都の街のシンボル的な存在である、京都タワー。
2024年に「ニデック京都タワー」に改名したことで話題になっていました。
京都市内は、盆地であることや景観条例によって建物の高さが抑えられていることもあり、将軍塚や船岡山のような山中を除いたら展望スポットは数少ないです。
まるでロウソクのような京都タワーのユニークな形は、京都のランドマークとして知られていますが、その魅力は外観だけではありません。地上100メートルの展望室に上がると、京都の歴史ある街並みや遠くの山々まで、360度の大パノラマが広がります。
今回は、実際に京都タワー展望室へ登った体験をもとに、見どころやおすすめの楽しみ方をご紹介します!
京都タワー展望台の基本情報
- 名称:京都タワー 展望室
- 住所:京都府京都市下京区烏丸通七条下ル東塩小路町721-1
- アクセス:JR京都駅中央口から徒歩約2分
- 営業時間:10:00~21:00(最終入場20:30)
- 入場料金:大人 900円 / 高校生 700円 / 小・中学生 600円 / 幼児(3歳以上)200円
- 公式サイト:京都タワー展望室
京都タワー展望室に登ってみた体験レポート
京都タワー展望室への行き方
京都タワー展望室の入場チケットは、京都タワービル1階のチケットコーナーで購入可能です。
展望室へ行くには、11階まで上がって展望専用エレベーターに乗り換えます。
展望専用エレベーターでは、展望室の1階から5階までを約70秒かけて上昇します。
エレベーターに1分間以上も乗ることはなかなか無いので、非日常的なワクワク感がありました。
360度の絶景。京都の街を見渡せる大パノラマ
展望室に足を踏み入れると、目の前には広い空と京都の街並みの絶景が広がります。
京都駅の近未来的なガラス張りの建築や、西本願寺のような歴史的建造物を、間近から鳥瞰で眺めることができました。


京都駅のすぐそばにあるため、新幹線や在来線が行き交う様子を見られるのも面白いポイントです。
展望室は朝10時から夜9時まで営業しているので、京都旅行の一日の終わりに、美しい夕焼けや夜景を眺めるというプランも良いかもしれません。


展望室内には各方面に無料の望遠鏡が設置されていて、京都の名所がどの方向にあるかを示した案内もあるので、京都の観光名所や世界遺産、国宝を探して細部までじっくりと楽しむことができました。
個人的に、望遠鏡で発見した中でも特に印象的なモニュメントは、京都で一番大きな観音様である「霊山観音」。東山方面向きに設置された望遠鏡で見ることができるので、ぜひ探してみてください!

清水寺や東寺、伏見稲荷の千本鳥居まで、京都のあらゆる名所を一望できます。観光の前に全体像を眺めたり、望遠鏡から覗いた写真を撮っておくのも面白いですよ。


上の写真は、望遠鏡を通して撮った五重塔です。
京都タワー展望台限定で楽しめるオリジナルUFOキャッチャー
京都タワー展望室にはオリジナルのUFOキャッチャーが設置されていて、京都タワー限定プライズがゲットできるチャンスです。
その中でも特に可愛くてユニークな景品が、京都タワーのぬいぐるみ。私もUFOキャッチャーにチャレンジしてみましたが、残念ながらゲットすることはできませんでした…。

京都タワーの歴史を学べる展示室
また、京都タワーには歴史を学べる展示室もあり、かつて京都タワーに存在した温泉の歴史やその変遷についても知ることができます。
京都タワー内には、2021年まで営業していた「京都タワー大浴場」という温泉がありました。多くの観光客や地元民に親しまれていましたが、現在は展示室にて、その歴史を知ることができます。
大浴場で実際に使われていたのれんや温泉着も飾られていました。
今回訪れた時には「60周年ヒストリー展」が開催されていて、歴代制服コレクションが展示されていたのが印象的でした。


京都タワーの建設当初の写真や、当時の様子が見られる貴重な資料も展示されており、京都タワーがどのように進化してきたのかを学ぶことができます。
単なる観光地としてのみならず、京都の歴史や文化に触れて、深い体験が得られるスポットです。
まとめ
京都観光のスタートにも、締めくくりにもぴったりの「京都タワー展望室」をご紹介しました。
京都の歴史ある街並みを一望できるこのスポットは、朝・昼・夜で、それぞれ異なる表情を見せてくれます。
景色を楽しんだあとは、京都タワーの歴史を学べる展示室や、限定のUFOキャッチャーでの遊びを楽しむことも。さらには、京都タワービル内のグルメやお土産も充実しているので、旅行のプランに組み込みやすいスポットです。
ちなみに、京都タワー展望台には専用エレベーターで上りますが、特別なイベントの際には、通常は立ち入ることのできない京都タワー内部の、355段もあるらせん階段を登る機会もありますよ。
気軽に立ち寄ることができますので、ぜひ京都駅に行く際には、展望室を訪れてみてください!

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