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【京都の旅】冬の鴨川で「ユリカモメ」とふれ合う【冬の風物詩】

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京都市の中心部を流れる「鴨川」は、京都のシンボルともいえる存在。

そんな鴨川では、冬のひと時だけ、特別な楽しみ方ができます。

渡り鳥の「ユリカモメ」が、ロシアのカムチャッカ半島から、海を越えて渡ってくるのです。

今回は、冬の鴨川に飛来するユリカモメについてご紹介します。

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京都の鴨川で「ユリカモメ」に会える季節

ユリカモメは、冬のわずかな期間、日本に渡ってきます。

ロシアのカムチャッカ半島から日本までは、およそ3000km。長い旅を経て、11月下旬から1月の下旬までの間、鴨川で姿を見せてくれます。

ちなみに、2020年にユリカモメが初飛来したのは11月25日。本格的な冬の訪れとともに、冬の使者であるユリカモメが飛来します。

冬の訪れを告げるユリカモメが、京都市内を流れる鴨川に飛来している。二十四節気の大雪を迎え、今シーズン一番の冷え込みとなった7日朝、四条大橋上流では30羽ほどが、朝日に照らされながら元気よく飛び交っていた。

ユリカモメはロシアのカムチャツカ半島から、越冬のために海を渡ってくる。市民団体「ユリカモメ保護基金」によると、今年は11月25日に初飛来した。来年の1月いっぱいまで姿が見られるという。

京都新聞
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京都の鴨川に「ユリカモメ」がいる時間・場所

ユリカモメは、昼間は鴨川で過ごし、夜になると、滋賀の琵琶湖へ移動します。

日が暮れる頃には飛び立ってしまいますので、鴨川でユリカモメを見たい時は、正午から16時くらいの時間帯に訪れることをおすすめします。

ユリカモメは、鴨川の広い範囲で見ることができます。

北は「鴨川デルタ」と呼ばれる三角州から、南は「五条大橋」の周辺まで。

ユリカモメは群れになり、えさを探しながら少しずつ移動しているので、鴨川のちょうど真ん中あたりで待っていたら、すぐに見つけられると思います。

ハトやカモと同じように、ユリカモメも人に馴れていることがあります。そのため、個人的には、人が多く集まる「二条大橋」~「四条大橋」の間で観察するのがおすすめですよ。

Kyoto city of zen-The World Heritage Site of Japan's Ancient Capital

鴨川で「ユリカモメ」とたわむれる

ユリカモメは、赤いくちばしと赤い足が特徴的。生まれて1~2年の幼鳥の頃は、くちばしと足が黄色やオレンジ色をしています。

立っている姿はとても可愛いですが、群れになって飛んでいる姿は、力強くて迫力があります。

冬の澄んだ晴れ空に、カモメの白色がよく似合っていました。

カモメは、片脳で眠り、片脳で起きる「半球睡眠」という特殊な睡眠ができるらしく、飛来しながらも眠っているらしいのです。

琵琶湖で寝泊まりしている間は、羽を休めることができているんでしょうか?

カモメは雑食性の鳥なので、川にいる魚や甲殻類、陸にある木の実や穀物のほかにも、パンのような人間の食べ物も食べるようです。

※ただし、カモメへの餌付けは推奨されていません。

【番外編】ユリカモメだけじゃない、鴨川に暮らす生き物たち

今回、ユリカモメを見るために鴨川へ行ったのですが、あらためて観察してみると、鴨川にはたくさんの鳥がいることに気付きました。

ハト、カモ、カラス、サギ・・・、様々な種類の鳥が、群れになって泳いでいます。

大雨が降って鴨川が氾濫するとオオサンショウウオが現れたり、山奥からシカが下りてきたりと、希少な動物の出現も、よくニュースになっています。

(こちらは京都水族館にいるオオサンショウウオ)

人々の憩いの地である鴨川は、野生の生き物にとっても過ごしやすい場所なのですね。

おわりに

冬の昼下がりの鴨川は、ユリカモメが自由に飛び回り、穏やかな空気が流れていました。

なんとなく、鴨川=「夏」というイメージがあったのですが(川床や祇園祭があるからでしょうか?)、冬には特別な楽しみ方があるということを、改めて実感しました。

ユリカモメは冬を越すと、遠くロシアへ帰ってしまいますが、また翌年には日本に来てくれます。

冬のひと時にぜひ、ユリカモメに会いに鴨川へ行ってみてくださいね。

極彩色の京都 四季の名所めぐり

名称    鴨川
場所    〒605-0009 京都府東山区大橋町
https://www.city.kyoto.lg.jp/kensetu/page/0000242802.html
最寄り駅  阪急電鉄・市バス 「四条河原町」駅(阪急電鉄・市バス)
      地下鉄「四条」駅、京阪電鉄「祇園四条」駅 など

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