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【京都の旅】平安時代から伝わる雅な景色に、龍神の眠る池。「神泉苑」の見所をご紹介【パワースポット】

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二条城からほど近い場所にある美しい庭園、「神泉苑」。 

平安京の遷都以来、1000年以上の歴史を誇る神泉苑は、まるで平安時代にタイムスリップしたかのような雅な光景が広がっています。 

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「神泉苑」の見所をご紹介 

願い事がひとつ叶うパワースポット、朱塗りの美しい「法成橋」 

苑内に入るとすぐに、豊かな自然の中でアーチを描く、鮮やかな朱色の「法成橋」が目を引きます。 

いにしえの時代、貴族たちが橋を優雅に渡りながら池や自然を眺めていた…という情景が思い浮かびました。 

この橋を渡るときには心の中でひとつだけ願い事をして、その後に「善女龍王社」に参拝してその想いをお願いすると、願い事が叶うと言われています。 

さらに、神泉苑は源義経(牛若丸)と静御前が出会った場所という言い伝えがあります。このことからも、縁結びや恋愛成就の御利益があるスポットとして知られています。 

 

「龍神様」とともに池で暮らす生き物たち 

かつて弘法大師 (空海)は善女龍王様をインドの池から呼び寄せて、三日間に渡り大雨を降らせたという伝承があります。

それ以来、龍神様は神泉苑の池に棲み付いたため、どんなに日照りの日が続いても神泉苑の池は枯れることはありません。 

龍王様を象った船

そのような恵みのある池に、今はいろいろな生き物が暮らしています。 

鯉や亀に鴨、そしてアヒルやスッポンまで。 

エサの自販機があるので、池の鯉へのエサやりを楽しむ親子連れの姿もありました。 

ちなみに、神泉苑の公式サイトにはアヒルや鴨の様子を紹介する「アヒルの部屋」というページがあります。とても可愛いのでぜひ見てみてくださいね。 

「アヒルの部屋」 http://www.shinsenen.org/ahiru.html 

日本で唯一、その年の恵方を向く「恵方社」 

神泉苑では、大晦日になると恵方(歳徳神の在する方位)にお社の向きを変える「恵方社」が見られます。 

毎年向きの変わるお社というのは大変珍しく、日本国内で唯一、神泉苑だけで見ることのできる祀り方です。 

神様も仏様も祀っているお寺 

神泉苑は「お寺」ですが、御池通りに面する入口には鳥居が構えており、龍神様を祀り、歳徳神様の恵方社があります。 

鳥居のあるお寺や神社をお守りしているお寺は、仏様と神様が共存している「神仏習合」というようです。 

本堂は境内の西側、法成橋を渡ったところにあります。ご本尊は聖観音、不動明王、弘法大師。

神様も仏様も大切に祀る柔軟さが、1000年以上の長い歴史を繋いできたのかもしれませんね。

おわりに 

自然豊かな風景が広がっている神泉苑は、かつては禁苑(天皇様のための庭園)でした。 

現在は広く一般に開放されており、平安時代の面影が残る景色を楽しむことができます。 

龍神様への願い事をひとつ胸に込めて、足を運んでみてくださいね。

「神泉苑」の場所とアクセス 

名称    神泉苑(しんせんえん) 
住所    〒604-8306 京都府京都市中京区門前町166 
電話番号     075-821-1466 
拝観時間  8時30分~20時00分 
公式サイト http://www.shinsenen.org/ 
最寄り駅  地下鉄「二条城前」より徒歩2分、市バス「神泉苑前」すぐ 

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