今回は、京都で「鉱物」や「宝石」を楽しむことができる
お店やミュージアムについてご紹介します。
私自身は、鉱物について素人知識しかないのですが、
石の種類や特徴などを学んだり眺めたりすることが好きで、
京都でも鉱物を楽しめるスポットを探すようになりました。
鑑賞して楽しい、学んでも面白い、良いこと尽くめの鉱物。
ぜひ、京都の"石"スポットに遊びに行ってみてくださいね。
「益富地学会館/石ふしぎ博物館」ーー京都御所・丸太町
京都市上京区の「益富地学会館/石ふしぎ博物館」。
鉱物学者である益富博士が蒐集した、鉱物や化石など、
およそ2万点もの標本が展示されています。
所蔵されている石の種類や数の多さは、日本国内でも随一です。
京都御所のすぐそばにあり、閑静で文化的な町のなかで
じっくりと石の魅力を学ぶことができますよ。
構造や名産地などの真面目な解説から、ユニークで面白い石の紹介まで。
大人も子どもも満喫できる、充実した施設です。
入館料金も300円と、良心的なお値段です。
※ 展示室は、土・日・祝日のみの公開なので、
訪問の際はお気を付けください。
益富地学会館は、京都や大阪で例年開催されている
「石ふしぎ大発見展」(ミネラルショー)というイベントの主催です。
京都では、左京区岡崎の「みやこめっせ」で開催されています。
名称 益富地学会館/石ふしぎ博物館
(ますとみちがくかいかん/いしふしぎはくぶつかん)
住所 〒602-8012 京都府京都市上京区中出水町394
電話番号 075-441-3280
営業時間 10時00分~16時00分
入館料 300円
公式サイト http://www.masutomi.or.jp/
「ウサギノネドコ」のミセ ーー西ノ京円町・西大路御池
京都市中京区の御池通にある「ウサギノネドコ」は、
「自然の造形物」を扱うお店です。
「ヤド」「ミセ」「カフェ」が複合していて、「ミセ」では
鉱物や植物、ウニの骨の標本などが展示・販売されています。
店内にはハイセンスな標本や書籍がずらりと並んでいて、
眺めているだけでもとてもワクワクします。
鉱物は一点からでも購入可能です。お気に入りを探して、
自分だけのお守りにするのも良いですね。
鉱物・宝石がモチーフの、琥珀糖でつくられた
「こうぶつヲカシ」というスイーツも購入できますよ。
「ウサギノネドコ カフェ」では、
鉱物や宝石を模したスイーツ・フード類を楽しめます。
名称 ウサギノネドコ (ミセ) 住所 〒604-8432 京都府京都市中京区西ノ京南原町37 電話番号 075-366-8933 営業時間 11時00分~18時30分 定休日 木曜日 公式サイト https://usaginonedoko.net/
「髙田クリスタルミュージアム」ーー西京区大原野
西京区の大原野にある「髙田クリスタルミュージアム」。
京都市の西端に位置する、田園風景に佇む博物館です。
「京都」と「鉱物・結晶・岩石・地質」の結び付きについて
詳しく学ぶことができます。
古代の京都に存在したという「巨大な湖」の伝説(?)を裏付ける、
100万年から50万年前の、湖の「堆積物」も展示されています。
併設の喫茶店「カフェ・クリスタル」では、鉱物を眺めながら、
コーヒーやケーキで一息つくことができますよ。
鉱物や結晶の標本、関連グッズなども販売されています。
名称 髙田クリスタルミュージアム 住所 〒610-1132 京都府京都市西京区大原野灰方町172−1 電話番号 075-331-0053 営業時間 10時00分~16時00分 定休日 月曜日・火曜日・水曜日 公式サイト http://www7b.biglobe.ne.jp/~takada-crystal/ 入館料 (展示資料館) 大人:300円 大学・高校生:200円 中学生・小学生:100円 (鉱物と結晶の博物館) ※見学には事前予約が必要 大人:500円 中学生・小学生:100円
「瑠璃光院」ーー左京区 八瀬
左京区 八瀬の「瑠璃光院」 (るりこういん)
机や床に映る、美しい紅葉と新緑が有名な「瑠璃光院」。
瑠璃光院という名前の由来について調べてみたところ、
瑠璃色に輝く浄土の世界をあらわした庭を「瑠璃の庭」と
名付けたことからきているようです。
瑠璃の別名は「ラピスラズリ」。
座敷の奥に進むと、大きなラピスラズリが飾られています。
こちらの原石はアフガニスタン産で、立札に「昇龍紋」と書かれています。
自然が生み出した形と、深い青色の間を流れる白金。
静謐な佇まいが美しいです。
個人的な話ですが、一番好きな石はラピスラズリです。
宮沢賢治やジブリの作品でもたびたび登場するように、
物語性のあるところや、「青・金・白」の配色に魅力を感じます。
地球が創った宝物展「ミネラルマルシェ」("石"専門イベント)
実際に『見て・触って・買える』がコンセプトの、「ミネラルマルシェ」。
鉱物から隕石まで、さまざまな"石"の展示即売会です。
ミネラルマルシェは全国で随時開催されており、京都では
四条烏丸の「京都産業会館ホール」や伊勢丹などで開催されます。
京都はあらゆるコンセプトのマルシェが開催されるので、
イベント好きとしては嬉しい限りです。
おわりに
今回は、京都で"石"を楽しめるスポットをご紹介しました。
ここ数年で、鉱物の魅力が広まっているのを感じます。
お砂糖と寒天で作られたお菓子の「琥珀糖」は、
鉱物や宝石モチーフの美しい形が人気を集めています。
ウサギノネドコでも、琥珀糖で作られた鉱物モチーフのスイーツ
「こうぶつヲカシ」を購入できます☺
少し前には、市川春子先生の漫画『宝石の国』が
期間限定で全話無料公開されていました。
宝石の国を読んで、鉱物に興味を持った方も多いのではないかな、と思います。
鑑賞して楽しい、学んでも面白いという魅力のある鉱物。
ぜひ、京都の"石"スポットに遊びに行ってみてくださいね。
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