京都市中京区にあるカフェ「火裏蓮花」(かりれんげ)。
京都の中心街にほど近い路地にある、都会のなかの隠れ家のようなお店。
火裏蓮華という店名は、中国の故事に由来するそうです。
炎の中という逆境においてもさらに美しく咲き誇る蓮の花、という美しい言葉。
数々の名曲を生み出している、作詞家の松本隆さんもよく訪れるという喫茶店です。
柔らかな自然光が降り注ぐ空間でゆっくりとした時間を過ごせる、火裏蓮華をご紹介します。
「火裏蓮花」の場所と外観
カフェ「火裏蓮花」は、京都市中京区にあります。
烏丸御池駅と京都市役所前駅のどちらからも徒歩圏内で、アクセスしやすい立地。
御池通と柳馬場通の交差点を南へ下り、建物のあいだの路地を抜けたところにあります。
中心街に位置していますが、少し奥まった静かな場所でした。
石畳の道を辿っていくと、お店に到着します。
隣接していた建物が無くなったようで、今回訪れた時にはカラーコーンが巡らされていました。
こちらが火裏蓮花の外観。
昔ながらの日本家屋で、お店の前には手押し式の古い井戸がありました。
お店のさらに奥にも路地が続いていて、別の世界へ繋がりそうでワクワクしてしまいます。
「火裏蓮花」の店内の様子
カフェ「火裏蓮花」に一歩足を踏み入れると、穏やかな空気が流れていました。
照明の少ない店内に差し込む自然光を感じながら、日常を離れてリラックスできる空間です。
入口からすぐの本棚を見てみると、『喫茶店で松本隆さんから聞いたこと』という本を見つけました。
作詞家の松本隆さんが、京都の喫茶店で様々なテーマの話を語るという内容で、火裏蓮花にも訪れたようです。
お店の奥には、白い砂利と石畳が敷き詰められた小さな坪庭があります。
京都の「何必館」や「小川珈琲 堺町錦店」など、坪庭がある建物が好きな人にはたまらない空間。
色々な形の小さな花器に活けられた植物。
壁に反射している暖かい色の照明が美しいです。
「火裏蓮花」のメニューを実食
今回は、ホットコーヒーとたちばなソーダを注文しました。
こちらがたちばなソーダ。
「橘」(たちばな)という果物は、小ぶりな蜜柑のような見た目で、柑橘類の一種です。
酸味が強いので生食はあまりしないようですが、ジャムなどの加工品によく使われるようです。
酸っぱくて爽やかな味で、気分を一気にリフレッシュできる味でした。
ころんとした丸いフォルムのカップに淹れられたホットコーヒー。
苦味と酸味のバランスが丁度良い、深い味わいです。
火裏蓮華では、ブルーチーズや「酒の花」という酒粕が使われたチーズケーキなど、大人向けのスイーツメニューも充実していました。
夏季限定の、たちばなやコーヒーが使われたかき氷もとても人気なので、次訪れる時に食べてみたいです。
おわりに
今回は、京都市中京区のカフェ「火裏蓮花」(かりれんげ)を紹介しました。
賑やかな都会を離れた隠れ家のような喫茶店で、コーヒーとともに本を読みながら過ごす至福のひととき。
日常から離れて一息つきたいときに、ぜひ一度訪れてみてくださいね。
黒板に描かれた蓮花の花のモチーフも素敵です。英語の表記は"quarirengue"なのですね。
名称 カフェ「火裏蓮花」(かりれんげ) 住所 〒604-8101 京都府京都市中京区柳八幡町74−4 電話番号 075-213-4485 営業時間 12時00分~18時00分 定休日 火曜日・水曜日 公式サイト https://www.instagram.com/cafe.quarirengue/ 駐車場・駐輪場 なし 地下鉄「烏丸御池」駅・「京都市役所前」駅から徒歩3分
コメント